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Path to Employment 就職への道

就職への道

就職活動のプロセスについて知ろう

法律事務所はその仕事が法律に関わる専門的・知的なイメージの為か、特に女性に人気があります。

法律事務所の仕事は、前向きに取り組んでいけば女性が誇りをもって一生続けていける専門職だといえます。

それだけに就職の倍率も結構高いようです。

法律事務所に就職を希望するにあたっては以下のことを参考にしっかり準備をして下さい。

基本的なことですが、就職活動は以下の4つのプロセスをキチンと踏んで下さい。

1.自己分析

自分という人間を知り、それを正確に他人に伝えることができるようにすることです。

「あなたの長所・短所は何ですか。あなたの強みは何ですか。どうしてそう思うのですか。その強みはどういう経験から育まれてきたのですか」 ――面接官はあなたという人間をできるだけ知ろうとします。どんな質問にも答えられるようにしておいて下さい。

この自己分析は、次の 2.、3.、4. の基礎となるものですからしっかりやっておきましょう。

3.書類の準備

履歴書、職務経歴書(学生の場合は自己PR書)、添状の三つを応募三点セットといいます。

この応募三点セットは求職者が就職「試験」を受けるために自宅で書く「答案」だと心得ましょう。

採用する側はこの書類を採点して高得点を得た人達だけを選び面接するのです。そうであるならば、どういうふうに書いたら高得点がつくのかを研究して書きましょう。

4.面接

法律事務所も、求人広告を出すときは、すでにその段階でどういう人が欲しいか具体的なイメージができています。誰でも構わないという訳ではもちろんありません。

ならば、どういう条件の人を求めているのか情報を集めましょう。自己分析した現在の自分と比較して何が足りないかを明確にしましょう。面接までにこの足りないものをどう準備するのか――これが求職者にとっての面接の意味です。

面接当日のやり取りは、採用側が期待する条件をあなたが備えているかどうかをチェックしているのに過ぎません。

自己分析の仕方

1.自己分析の目的

自己分析は、就職活動の基礎となる重要なプロセスです。

自分の長所や短所、強み、興味、価値観、人生観などを明確にし、それを他者に伝えられるようになることが目的です。

これにより、どのような仕事にやりがいを感じ、どのような生き方をしたいのかを理解し、それに合った職業選択が可能になります。

2.自己分析の方法

自己分析を行う際の具体的なステップは以下の通りです。

  • 過去の経験を振り返る
    人間関係、学習、仕事、自己啓発、趣味、ボランティア活動などを通じて、何を学び、どのように成長したかを整理します。
  • 第三者からの評価を集める
    友人、親、先輩、上司などから、自分の長所、短所、向いている仕事、印象などのフィードバックを得ます。
  • 自己表現をまとめる
    上記の情報を総合し、自分の強みや特徴を前向きに表現し、自分の核となる部分を明確にします。
  • 文章化する
    分析結果は必ず紙に書き出し、文章としてまとめることで、自己理解を深めます。

情報収集

1.イメージと現実のギャップを認識する

多くの人は、弁護士や法律事務所についてテレビドラマや小説などから得たイメージを持っていますが、実際の業務内容や職場環境とは異なる場合があります。このギャップを理解することが重要です。

2.情報収集の重要性

適切な情報収集を行わないと、職場や仕事内容とのミスマッチが生じ、早期離職の原因となる可能性があります。自分に合った職場を見つけるためには、正確な情報を得ることが不可欠です。

3.情報収集の方法

効果的な情報収集の手段として、以下の方法が挙げられます

  • インターネットでの調査
    仕事内容、求められるスキル、労働条件などの表面的な情報を収集します。
  • 現場で働く人からの話を聞く
    実際に法律事務所で働いている人の体験談を聞くことで、働き甲斐や仕事の充実感などの生の情報を得ることができます。

応募書類の書き方

1.形式面の重要性

応募書類(履歴書、職務経歴書・自己PR書、添え状)の形式面は、社会常識やマナーのレベルを示す重要なポイントです。

手書きの場合は丁寧な字で書き、誤字・脱字は避けましょう。

写真はスーツ姿で清潔感のあるものを使用し、印鑑はシャチハタを避け、かすれやゆがみのないように押します。

ビジネスルールを守った書き方が求められます。

2.内容面 (1): 人柄の伝達

応募書類(履歴書、職務経歴書・自己PR書、添え状)の形式面は、社会常識やマナーのレベルを示す重要なポイントです。

手書きの場合は丁寧な字で書き、誤字・脱字は避けましょう。写真はスーツ姿で清潔感のあるものを使用し、印鑑はシャチハタを避け、かすれやゆがみのないように押します。

ビジネスルールを守った書き方が求められます。

履歴書では、「得意な科目・分野」「自覚している性格」「スポーツ、クラブ、文化活動などの体験から得たもの」「特技」「志望動機」など、多角的な視点から自分を表現することが求められます。

履歴書の形式を選ぶ際は、自分をアピールできる欄が多く、書きたい内容のスペースが広いものを選びましょう。手書きの字に注目する法律事務所もあるため、手書きでの提出も検討してみてください。

3.内容面 (2): 熱意の伝達

履歴書においては、事務的な記載を避け、空白を残さず、熱意を伝えることが重要です。

法律事務所の仕事に役立つスキルや現在勉強していること(例:パソコン、秘書検定、法律実務など)を積極的にアピールしましょう。

自己の強みと法律事務所の仕事を具体的に結びつけ、面接官が納得するような説得力のある志望動機を記載することが求められます。

4.職務経歴書の書き方

職務経歴書はA4判の横書きで、パソコンで作成します。単に職歴を列挙するのではなく、各職務を通じて何を学び、どのように成長したか、またはどのような成果を上げたかを具体的に記載することが重要です。

面接官は、応募者がどのような経験を積み、どのような価値を提供できるかを重視しています。

面接の準備

法律事務所での面接は、一般企業のような定型的なものとは異なり、弁護士が人事の専門家ではないこともあって、自由な雰囲気で行われることが多くあります。そのため、応募者側も柔軟な対応と、準備が必要です。

まず、面接では以下のような質問がよくされます。

  • 「なぜ法律事務所で働きたいと思ったのか?」(最も基本かつ重要な質問です)
  • 「弁護士や法律事務所に対してどんなイメージを持っているか」
  • 「家族構成(両親の職業、同居の有無など)」
  • 「自分の長所と短所」
  • 「前職を辞めた理由」
  • 「法律事務で大切なことは何だと思うか」

これらの質問に対して、あなたがどのように答えるかが、面接官に対してあなたの人柄や性格を伝えることになります。

そのため、面接前にあなたの人柄や性格をよく考え、どのように答えるかを練りましょう。

1.面接時の注意点

面接においては、コミュニケーション能力の印象も重要な評価ポイントです。

特に法律事務所では、対人関係がスムーズに築けるかどうかが重視されるため、「人間関係が苦手そう」あるいは「精神的に弱そう」と思われないよう、言動や表情に注意する必要があります。

また、「何か質問はありますか?」と聞かれた際に「特にありません」と答えるのは避けた方が無難です。

事前に質問を準備しておき、意欲を示すことが大切です。面接での回答は、結論を先に述べ、簡潔にまとめるのが基本。

聞かれていない内容を自ら話し始めると、話が長くなりすぎたり、要点がずれてしまうこともあるため注意しましょう。

加えて、アピールすべきは「自分がサポート役として貢献できる姿勢」です。

法律事務の仕事は、縁の下の力持ちとして弁護士を支える役割が中心ですから、前に出すぎるような積極性よりも、着実にサポートに徹する誠実な姿勢が評価されます。

自分を印象づけたいという気持ちが先行しすぎないよう、言動のバランスを意識することが大切です。

2.面接時の表情・しぐさについて

面接時の表情やしぐさは、言葉以上にその人の印象を左右します。

特に法律事務所のような信頼性が重視される職場では、落ち着きや誠実さが伝わる態度が求められます。

まず、目線は非常に重要です。

話すときも聞くときも、相手の目を穏やかに見ることで、誠実で自信のある印象を与えられます。

逆に、目をそらしたり視線が定まらないと、「人と話すのが苦手」「自信がなさそう」といったマイナスの印象につながる可能性があります。

次に、身ぶり手ぶりにも注意が必要です。

真剣さを伝えようとして大きく動きすぎると、かえって「自己主張が強い」「落ち着きがない」と捉えられることがあります。

常に落ち着いた姿勢を心がけ、手は膝の上に置いて動きを抑えることで、穏やかな印象を保ちましょう。

自己紹介の場面では、大声を張り上げる必要はありません。

相手の目を見て、軽く笑みを浮かべながら、穏やかに話すことで好感度が高まります。

緊張していても、丁寧な態度を崩さないことが大切です。

なお、第一印象だけで合否が決まるわけではありませんが、面接全体を通じて受けた人物像とあわせて評価される要素です。

最初の数分で与える印象が、面接官の判断に少なからず影響を与えるという点を意識しておくとよいでしょう。