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What is Law Firm? 法律事務所ってどんなところ?

法律事務所ってどんなところ?

法律事務所ってどんなところ?

法律事務所でパラリーガルとして働くにあたっては、法律事務所やそこで働く人々について正しく理解しておく必要があります。

特に、法律事務所や弁護士についてドラマや小説のイメージしかない方は、要注意です。本格的に就職活動を始める前に、情報収集をしておきましょう。

法律業界は変革期にあります

2004年(平成16年)の法科大学院開設、2006年(平成18年)の新司法試験開始によって、弁護士の数は10年前の1.7倍に増えています。

これに伴い、法律事務所の数も増え、法律事務所間の競争も徐々に激しくなってきています。

各法律事務所では

  • 規模を大きくする
  • 拠点数を増やす
  • 特定の分野に特化する
  • 利用者にとっての利便性を高める
  • 広告や営業によって顧客を獲得する

などの対策をすることで、競争に対応しようとしています。

法律事務所への就職活動を行う上でも、こうした流れを理解しながら、法律事務所でどのような人材が求められているのかを把握し、対応していくことが大切です。

パラリーガルとしての第一歩は「知ること」から

業界がどのように変化しているか、事務所がどんな方向に進もうとしているのか。これを知ることは、自分に合った職場を選ぶ上でも、働き方を考える上でも、大きな助けになります。

法律事務所での仕事に関心があるなら、まずは「今の法律業界」を理解するところからスタートしましょう。

そして、自分がどのような役割を担い、どのような形で貢献できるのかを、少しずつ描いていくことが大切です。

法律事務所について

法律事務所 ─ 弁護士の事務所

法律事務所とは、弁護士が依頼を受けて法律相談や裁判業務を行う拠点です。

「法律事務所」という文字の使用は弁護士のみに認められています。(弁護士法74条)

規模や方針によってさまざまなスタイルがあります。

法律事務所の主なタイプ

  • 個人事務所:弁護士1人で運営している事務所。地域密着型が多く、アットホームな雰囲気。
  • 共同事務所:複数の弁護士が所属し、分野ごとに担当を分けていることも。
  • 法律事務所法人(大規模):弁護士以外にも多くのスタッフを抱える事務所。企業法務などを中心に扱うケースが多いです。

実際、国内の法律事務所のうち、弁護士が1〜5人という「小規模事務所」が約9割を占めています。

そのため、働くスタッフにもフットワークの軽さや柔軟な対応が求められることが多いのです。

法律事務所の数と規模(2024年版 弁護士白書より)

弁護士数 事務所数 割合
1人 11,436 61.92%
2人 3,176 17.2%
3人〜5人 2,651 14.35%
6人〜10人 808 4.37%
11人〜20人 263 1.42%
21人〜30人 63 0.34%
31人〜50人 46 0.25%
51人〜100人 13 0.07%
101人以上 14 0.08%
合計 18,470

法律事務所の立地

多くの法律事務所は、地方裁判所や簡易裁判所の近くに集中しています。

これは、訴訟や申立てなどの手続きに関わることが多く、裁判所へのアクセスの良さが業務効率に直結するためです。

特に都市部では、弁護士会館や裁判所の周辺に複数の法律事務所が集まっている「リーガルエリア」と呼べるような地域もあります。

就職先としての法律事務所

法律事務所はその専門性の高さから、「知的」「厳格」「誠実」という印象を持たれがちです。

実際、法的知識や正確な判断が求められる職場であり、対応力や責任感も重要になります。

弁護士について

弁護士のお仕事

弁護士の仕事は、依頼者の法律問題を解決することです。

主に法律相談、契約書の作成・チェック、示談交渉、裁判の代理などを行い、個人や企業の権利を守る役割を担います。

刑事事件では被告人の弁護を行い、民事事件では離婚・相続・労働問題など幅広い分野に対応します。

法律の専門知識をもとに、トラブルの予防と解決を図るのが弁護士の仕事です。

弁護士業界の市場規模

1990年 2000年 2010年 2020年
1人平均売上高 3,060万円 3,793万円 3,304万円 2,058万円
全会員数 13,919人 17,500人 28,789人 42,800人
市場規模 4,259億円 6,638億円 9,512億円 9,249億円

※「自由と正義」VOL42、53、62及び「弁護士白書」のデータから算出

弁護士になるには?

弁護士になるには、司法試験に合格し、司法修習を終えて弁護士登録をする必要があります。

一般的には、大学卒業後に法科大学院を修了し、司法試験に合格するルートが主流です。

別の方法として、予備試験に合格すれば法科大学院を経ずに司法試験を受けることも可能です。

弁護士のイメージ

弁護士というと、「頭が良くて頼りになる」「正義感が強くて堅い人」という印象を持つ方が多いようです。

スーツ姿で冷静に法律を語る姿は、知的で厳格なイメージにつながります。

一方で、身近なトラブルに寄り添ってくれる相談相手という、親しみのある存在でもあります。